【vol.126】一心鮨 光洋(宮崎駅/宮崎県宮崎市/寿司)
寿司|〜30,000円|おまかせのみ|
宮崎駅近くにある鮨とワインのマリアージュを得意とするお鮨屋さん。地物中心に組まれた素晴らしい握りと最上級のホスピタリティを併せ持つ、宮崎を代表するお店の1つです。
宮崎駅東口からタクシーで約5分。徒歩でも12分ほどで着きます。数寄屋造りのような店構え。
敷地が広くて緑が多く、まるで旅館のようです。
店内はカウンター13席、カウンター後ろには4人がけテーブルが2つ。他にも2名用の個室や最大24名まで入れる和室など、様々な用途に対応しているようです。
カウンター席の前の大きい窓ガラスから外の庭が見えていて、まるで山奥にいるかのような気分に。四季も感じられて、とても居心地がいいです、
時間的には昼の部での訪問でしたが、せっかくなので夜と変わらぬカウンター限定の一心(18,000円)を事前予約で。九州・宮崎の海を中心に仕立ててくれます。
ガリ。通販もしているほど人気の自家製ガリ。京都の飯尾醸造の富士酢を使用、生姜の新芽だけを使っているので食感が素晴らしいです。
プレミアムモルツ中瓶。まずはビールで喉を潤して。
いちじくの白和え。先付け1品めにフルーツ。いちじくの甘さとまったりした白和えの衣、そして胡麻の香ばしい香りのコラボ…。正直いきなり心を鷲掴みにされちゃいました。
焼きひおき貝の唐津ウニと宮崎キャビア1983のせ。この3品がが見事に調和、なんとも贅沢な1品。
するとヒマラヤ岩塩のプレートとわさびが。
アラ。九州で獲れた22kgのものを1週間熟成して。岩塩に2回サッと滑らせて、わさびを添えていただきます。
アラのエンガワ。程よい噛みごたえと上品な旨み。
すっぽんと冬瓜のお椀。心にも体にも染み渡る素晴らしい出汁…。こちらのお椀はキッチンにいた女性の職人さんが作ってくれました。
若鮎の風干しとうるか。うるかとは鮎の塩辛のことで、ほっくりと焼かれた身との相性はもちろん抜群。こりゃお酒が足りませんね〜。笑
と、ここで…。こちらの『一心鮨 光洋』さんは鮨と日本料理とワインのペアリングが得意とのこと。普段ワインをほとんど飲まない私ですが、せっかくの機会なので途中からですが無理を言って(有難いです!)、この先はピンポイントでソムリエさんのお任せワインに合わせていただくことにしました。
バルラ2011のカーゼ・コリーニ(Barla 2011 / Case Corini / イタリア)。バルベーラという樹齢80年を超える畑の完熟した古木の葡萄を用いたワイン。圧倒的な凝縮感が特徴。
初ガツオ。宮崎のものです。宮崎の甘い醤油にこの練りワサビを全て入れ混ぜて食べてください!と料理長。厚みのある身とその味わいが甘辛い醤油によって引き立ちます。
そしてそれをワインに合わせて。赤ワインと赤身が口いっぱいに広がります。う〜ん!これは今まで体験したことのない衝撃の味覚…!
かますの炭火焼。添えられているのは甘長とうがらし。とっても脂がのっているので、すだちと大根おろしとでさっぱりと。
握りへ。お米は宮崎の伝統野菜である黒皮かぼちゃの煮汁で炊いているそう。
アオリイカ。宮崎のもの。包丁を細かくいれているのでまったりと舌に絡みつく。スッと鼻を通る赤酢の香りが印象的。シャリとネタのバランスも素晴らしいです。
スズキ。徳島県鳴門のもの。熟成によって旨みがグッと前面に出てます。
続いて鮪。調理前のネタを見せてくれるパフォーマンスも嬉しい。やはりマグロのブロックには浪漫を感じますね。笑
中トロ。長崎で獲れた220kgのマグロを2週間寝かせて。
中大トロ。中トロと大トロの中間くらいとのこと。
大トロの炙り。脂や繊維、旨みの違いを感じつつ同じマグロを部位によって3種食べ比べ。楽しいですね〜。
ジャン・フランソワ・ガヌヴァ2009のオン・ソヴァニー(Jean François Ganevat 2009 / En Sauvagny / フランス)。1600年代から続く歴史あるワイナリー。品がよく華やかな香り。
アジ。肉厚かつ脂がしっかりのった身に赤酢がばっちり合います。う〜ん、絶品。
そしてそれをワインに合わせて。アジの青魚特有の爽やかな香りにこの華やかな白がうまくコンボ。
アワビ。蒸したものを手渡しで。絶妙な柔からさ、そして丁寧な包丁の入れ方に感動すら…。
サワラ。旨みを引き立たせる程よい寝かせ具合。
ラ・ストッパ2002のコッリ ピアチェンティーニ ストッパ(La Stoppa 2002 / Colli Piacentini Stoppa / イタリア)。最優秀栽培家に選出されたエレナさんがベストタイミングで収穫した葡萄を用いたワイン。インパクトある奥行きを感じる熟成香。
車海老。宮崎のもの。茹でてから漬けにしているそう。甘み、ぶりっとした食感ともにど直球に美味しいです。
そしてこれに赤ワインを合わせた瞬間がこの日のハイライト。“マリアージュ”とはまさにこのことか…!と心の底から感動した瞬間でした。こういう体験をしたくて自分は寿司を食べ歩いてんるんだよな〜!と、心から思える最高に嬉しい瞬間。
カツオのタタキの漬け。ただの漬けではなく宮崎の完熟トマトの漬けとのこと。噛むごとにほのかなフルーティーな香りが広がる芸術的な1貫。
焼き太刀魚。厚みがあって食べごたえ抜群。口いっぱいに頬張る贅沢さ…。
赤ウニ。唐津の赤雲丹です。口に入れた瞬間、思わず目をつぶってしまいますね、ウニって。笑
ラディコン2003のモードリ(Radikon 2003 / Modri / イタリア)。白ワインが注目されがちなラディコンの赤。ワイン初心者の私でもわかる複雑で奇抜な(!)味わい、ただ確かに美味しいピノノワールでした。
穴子。ツメが強めで濃厚、ほろりと口の中でとろけるタイプ。
そしてこの濃厚な穴子と赤ワインの相性がいいこと…。今までにない発想だったので衝撃を受けっぱなしです。
厚焼き玉子。しっとりなめらかでキメの細かい玉子焼き。
山椒のお吸い物。山椒の澄んだ香りがほっと落ち着きます。
自家製のプリン。デザートワインを添えて。甘さ控えめ、卵の風味がしっかり伝わるプリン。
今回いただいたワインを並べてくださいました。最後のデザートワインは写真1番右、マルコ・デ・バルトリのヴェッキオ・サンペーリ(Marco De Bartoli / Vecchio Samperi / イタリア)。おそらく15年くらい熟成されたであろう白。甘く濃厚な口当たりで確かにデザートに合います。
今回はこれで23,000円弱。これぞ自分がお鮨司屋さんに求めている驚きと満足感でした!宮崎の素材を創意工夫を重ね素晴らしい料理として提供してくれ、きめ細やかかつ温かい接客がとても素晴らしかったです。それにしても鮨とワインのマリアージュは衝撃で…。まだまだ知らぬ食の可能性を感じさせてくれてくれました。
『一心鮨 光洋』さんのためだけに飛行機往復しても全然構わないと思えるほど素晴らしいお店です!平日の昼間だったんですがカウンターに座っていた他の3組は全員東京からのお客さんで、やはり県外からもかなりの人気があるんだな〜と。ちなみに次は絶対に最初からペアリングお願いしようと思っています。
本当に年1回は通いたいお店、必ずまた来ます!(2018.05)
店 名:一心鮨 光洋(宮崎駅/宮崎県宮崎市/寿司)
最寄り駅:宮崎駅
交通手段:タクシーで約5分(徒歩12分)
住 所:宮崎県宮崎市昭和町21
営業時間:12:00~14:00(月〜金、L.O.13:00)
11:30〜14:00(土日祝、L.O.13:00)
17:00〜22:00(L.O.20:30)
定休日 :水曜・木曜
電話番号:0985-60-5005(予約可)
予 算:〜30,000円(夜)
座 席:カウンター席|テーブル席|座敷|個室あり
公式ホームページ
http://www.isshinzushi.com