【vol.174】鮨 かんてら(三軒茶屋駅/東京都世田谷区/寿司)
寿司|〜10,000円|
三茶の三角地帯にある2018年末に開業したお鮨屋さん。素材を活かしひと手間かけたクオリティの高い本格的な江戸前鮨を、肩肘張らずに楽しめる期待の新店です。
田園都市線の三軒茶屋駅の世田谷通り口から徒歩2分ほど。世田谷線の三茶駅からは3分ほど。いわゆる三茶の三角地帯にあります。
店内はカウンター16席。奥には掘りごたつの6人まで座れる個室もあるようです。
カウンターに着席。2018年12月25日にオープンしたそうで(さすがにすごい時期ですよね!笑)、とても清潔感のある店内。基本的にコースを推奨していて5,000円と8,000円の2種。今回は5,000円でおつまみ3品と握り8貫のおまかせコースでお願いしてみました。
サッポロ赤星の中瓶。お鮨屋さんで赤星があると安心感ありますね。
焼きナスのおひたしのイクラのせ。ナスの香ばしい香り、そして青柚子の香りが鼻を通ります。
塩カツオのタタキ。鹿児島のもの。万能ネギと生姜をすったものと一緒に。
ホタテの磯辺焼き。大船渡のもの。海苔の香りもよく、お酒を飲むのによいアテです。
美丈夫の特別純米。高知県安芸郡の濵川商店の日本酒。程よい酸味とキレの良さが特徴、どんな料理にも合います。
和らぎ水は富士ミネラルウーター。
握りへ。ガリは自家製で高知県新生姜を使用しているそう。
まずはこだわりのシャリを味わってほしいとシャリのみで。米はササニシキ、赤酢と米酢3種をブレンド、わさびは伊豆のもの。
イワシ。銚子のもの。しっかりのった脂とネギと生姜の薬味の相性が抜群です。
イサキ。長崎のもの、塩すだちで。初夏のイサキは“梅雨イサキ”と呼ばれ、産卵前なのでよく肥え脂がのっています。淡白ながら甘みがあって食感もなめらか。
中トロ。こちらのマグロはこだわりの築地鮪専門仲卸「やま幸」のもの。この日はアイルランド産。
赤身の漬け。お客さんの入店時間や提供の温度など計算されたタイミングで出された漬け。素晴らしいです。
雪の茅舎の山廃純米酒。秋田県由利本荘市の齋彌酒造店の日本酒です。口当たりがよく後味のキレもいい。
コハダ。天草のもの。締めすぎずまろやかな味わい。
いくら小鉢丼。ぷちっと弾けるイクラと粒が立ったシャリが口のなかいっぱいに…。わさびのアクセントも絶妙です。
アナゴ。対馬のもの。ふっくらと柔らかい身、炙ってあるので香りも立ちます。
スミイカ。大分のもの、塩すだちで。丁寧に仕事されてますね。
箸休めにべったら漬け。
おまかせはここまで。ここからはお好みで。
赤貝のヒモの昆布締め。赤貝の旨みがギュッと詰まって濃厚な味わい。貝類の昆布〆は初めて食べたかも。衝撃的な美味しさでした!
かんぴょう巻き。わさび多めでお願いしました。
玉子。シャリなしで。じっくりと時間をかけて焼かれた玉子。カステラのように甘めなので最後のデザートとしておすすめです。
今回はこれで9,000円強(2人で18,030円)。どのネタも丁寧に仕事されているしお酒も軽く飲んでこの価格は、かなりリーズナブルかと思います!クオリティと価格のバランスが本当によくて、私が東京のお鮨屋さんに求める理想系に近いお店でした。アクセスもいいし、値段を提示されたコースを推奨している(1万円以内)ということでカウンター鮨に慣れない方も不安なく入れるという点もポイントです。
スタッフさんも若くて元気いっぱい、でも威圧感みたいなものは全くなくてみなさん気さくでとても居心地よくお寿司を楽しめました!まだまだ新しいお店なので、この先もすごく期待したいお店です。
この日カウンターにいらっしゃった3人を写真撮らせていただきました!握っていただいたのは右の小松さん。
1万円以内でひと手間かけた江戸前鮨を食べたいときには是非!(2019.06)
店 名:鮨 かんてら(三軒茶屋駅/東京都世田谷区/寿司)
最寄り駅:三軒茶屋駅
交通手段:徒歩3分
住 所:東京都世田谷区三軒茶屋2-15-14 ABCビル108
営業時間:18:00~23:00(L.O.22:00)
定休日 :不定休
電話番号:03-5779-3938(予約可)
予 算:〜10,000円(夜)
座 席:カウンター席|座敷|個室あり