【vol.001】鮨 志の助(金沢駅/石川県金沢市/寿司)


寿司|〜15,000円|おまかせのみ|カウンターのみ|

年に1度は必ず行く金沢のお鮨屋さん。五感すべてを使って楽しめる日本最高峰の握り。カウンター8席、大将と女将の2人というスタイルも鮨屋の理想形です。

 

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【vol.043】鮨 志の助 その2(金沢駅/石川県金沢市/寿司)
【vol.101】鮨 志の助 その3(金沢駅/石川県金沢市/寿司)

 


2011年の冬から毎年日本海の幸を食べに伺っている金沢。金沢には全国的にも有名な名店が数多くあり毎年どこに行こうか迷うなか『鮨 志の助』さんだけは必ず伺っています。金沢駅西口からタクシーで10分ほど。運転手さんに「志の助までお願いします」と言ってわからなかった人は今までいませんでした。

 


扉を開けると女将さんが温かく迎えてくれます。カウンター8席のみで、非常に洗練された店内。大将の前田さんは寡黙でザ・職人タイプですが、話してみるととても柔らかい雰囲気の方です。

 


メニューは基本的に「おまかせ」のみ。私はいつもアテからお願いしています。

 


普段はビールか熱燗なんですが、なんとなく今回は純粋にお寿司を味わってみようと、あがりでお願いしてみました。

 


まずは万寿貝のバター焼きから。とてもいい歯ごたえ。

 


鱈の白子ポン酢。口いっぱいに濃厚な白子の旨味が広がります。ゆずの香りも加わりなんとも贅沢な気分に。ここまでぷりっぷりの白子は他では食べたことがありません。

 


続いて、お刺身。わさび用の醤油、生姜用の醤油、お塩。

 


あおりいかのゲソとミミ。ミミはちょっと驚くほどコリッとした食感です。イカに胡麻、そこに柑橘類というのはとてもいい組み合わせなんですね。

 


のどぐろ。

 


ガスエビ。

 


握りへ。何度来ても、この瞬間がたまらない。身が引き締まります。

 


握りを邪魔することのない、とてもいい具合のガリ。

 


あおりいか。口に入れた瞬間の醤油とシャリのお酢の調和、そして上品なわさびの香りが鼻を通ります。ここから一気に引き込まれます。

 


香箱ガニ。北陸地方で獲れる雌のズワイガニで、11月上旬から1月上旬までしか漁ができない貴重な蟹です。

 


ブリ。

 


甘海老。青色の卵、たまらんですね。

 


バイ貝。シャキシャキとした歯ごたえ。わさびの加減も絶妙なんです。

 


ウニ。シャリが若干ゆるく握られているのか、口に入れた瞬間に見事にシャリがほぐれ、ウニと絶妙に絡みます。芸術。

 


炙りトロ。少し炙った香ばしい匂いで完全にノックアウト。思わず目を瞑って天を仰いでしまう美味しさです。

 


アジ。

 


鯛の昆布〆。ほんのり昆布が香り、濃厚でねっとりした味わい。

 


アワビ。

 


穴子。ふっくらと甘く、ほんのりゆずの香りが素晴らしいです。絶品。

 


鯛のあら汁。

 


一旦、おまかせは終了。ここからはお好みで。

 


まぐろ漬け。

 


ブリ。アンコールしちゃいました。

 


かっば巻き。今までアナキューもしくはネギトロしか頼んだことがなかったので、珍しくカッパを。キュウリにも切れ込みなど細かい仕込みをしてくださっていました。

 

今回はこれで15,000円弱。毎回、お酒を1〜2杯飲んで、1〜2貫と巻物をお好みで頼んで、一人あたり13,000~17,000円くらいです。ちなみに昼も夜も同じ食材、同じ料金スタイルになっているようです。

大将の包丁さばきを目と耳で楽しみ、握りの美しさを目で楽しみ手で触れ、口に入れた瞬間に鼻を通る香りを感じ、最後は舌で味わう…。なんだかとても偉そうに書いていますが、『鮨 志の助』さんの素晴らしさには本当に毎回心から感動しています。こんなに美味しいものを食べさせてくれる大将にいつも感謝です。女将さんも上品で気配りも素晴らしいです。

 

引き続き、毎年通わせていただこうと思っています。(2016.11)


店  名:鮨 志の助(金沢駅/石川県金沢市/寿司)

最寄り駅:金沢駅(西口)
交通手段:タクシーで約10分
住  所:石川県金沢市入江3-73

“石川県金沢市入江3-73”

営業時間:12:00〜14:30(最終入店13:30)
     18:00〜21:00(最終入店19:00)
定休日 :水曜・日曜・祝日

電話番号:076-216-5280(予約可)
予  算:〜15,000円(夜)
座  席:カウンター席

公式ホームページ
http://www.shinosuke.net/index.html


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