【vol.005】酒菜 きく家(金沢駅/石川県金沢市/寿司)


寿司|〜10,000円|おまかせのみ|カウンターのみ|

金沢中央味食街にあるカウンター6席のみのお鮨屋さん。ネタの種類の多さに驚くばかりでなく旬の魚介にひと手間加えるこだわりが素晴らしい、良心的なお店です。

 


魅力的な飲み屋が密集している新天地商店街の奥にある、ちょっとディープな一角「金沢中央味食街」にあります。

 


「金沢中央味食街」はこんな感じ。

 


店内はカウンター6席のみ。かつ、人気店なので予約は必須です。注文は“お任せ”のみで、アテから始めるか、最初からお寿司を握るかを聞いてくれます。今回はアテからお願いしました。

 


熟撰。アサヒのプレミアム生ビール。コクがしっかり、ホップの香りもほんのりと。

 


まぐろユッケ。ごま油が効いていて香ばしい。これで何杯もいけちゃう1品です。

 


シマアジ。コリッとした歯ごたえ、上品な脂の甘みが美味しいです。

 


能登の本ブリ。厚めで食べごたえがあります。

 


能登の水ダコ。丁寧に切れ込みが入っており、なんともいい食感。そして紫蘇の実の香りが最高です。絶品。

 


金目鯛。すだちでさっぱりと。

 


バイ貝。煮付けで食べることが多いですが、刺身でいただきました。独特のコリッとした食感。

 


いさき。九州のものだそう。淡白ながら白身魚ならではの旨味が美味しい。ほんのり香る、ゆずの香りも絶妙です。

 


がすえび。金沢に来たら食べておきたい1品。ぷりぷりっと瑞々しい身はガスエビならでは。

 


遊穂の純米吟醸、山田錦・美山錦55%。ぬる燗で。ここ最近では金沢の日本酒として定番になりつつある遊穂。バランスのいい上品な味わい、お刺身にもばっちりです。

 


ここから握りスタート。どんどん出すので、頃合いをみてストップをかけてください!とのこと。自家製のガリは酸っぱすぎず程よい酸味。

 


やりいか。とても丁寧に包丁が入ってます。さらに直前にサッと炙ってくれることで香りが格段に良くなります。いや〜素晴らしい…!

 


ホウボウ。締まった身の食感がなんとも。

 


能登の万寿貝。細かく包丁を入れてくれることで、コリッとした食感をちょうどいい塩梅で楽しめます。

 


真アジ。少し寝かせているようで旨味が濃厚に。

 


赤ウニ。緩めに握られたシャリ、口に入れた瞬間にホロリとくずれ、ウニと柔らかく絡みます。

 


しめ鯖。絶妙な〆具合。

 


まぐろ漬け。実に美しい!赤身の旨みがギュッとまとまっています。

 


のどぐろ。味はわりと淡白ながら独特の香りと脂の旨みがたまらないです。やはり冬の金沢に来たら食べておきたいネタですね。

 


そで。ソデとは、カジキマグロのお腹の部分(石川県では“サワラ”と呼ばれている)だそうで、脂が乗っていてプリプリとした身も美味しいです。

 


手取川の山廃仕込辛口。冷で。石川県を代表するといっても過言ではない手取川。中でも特に辛口のこちら、すっきりでお寿司に合います。

 


まぐろカマトロ。とろけます。

 


いわし。軽く〆てあります。

 


車鯛の昆布〆。もっちりした食感と甘みが特徴。

 


赤貝。ネタとシャリとのバランスがちょうどいい。

 


炙りまぐろホホ。炙った香りが鼻をスーッと通り、思わず目をつぶってしまいます。ジューシー。

 


能登の本ブリ。お刺身でいただいた能登の本ブリのお腹の部分だそう。トロっぽくもありながらさっぱりした後味。絶品。

 


さより。淡白ながら上品な味わい。紫蘇の実が嬉しい。

 


黒龍の石田屋。純米大吟醸酒を3年以上熟成させた、超プレミア日本酒です。

 


焼き太刀魚。ほっくりホロホロした身、噛むほどに甘みが。

 


白子。こちらも少し炙ってあり、香ばしさと白子のクリーミーさが絶妙に混じり合います。

 


カワハギ。ぷるんとした肝の濃厚な味わいと身のコリッとした食感、最高の組み合わせですね。

 


手巻き寿司、かますキュウリ。ブリッと厚みのあるカマスに、細く長く切られたキュウリがよく合います。

 


穴子。甘すぎずコクのあるこだわりのタレ。柚子の香りもほのかに。

 


水蛸。最初に刺身でいただいた水ダコが忘れられず、お寿司でアンコール。

 


手巻き寿司、能登の毛ガニ。わさびの具合もベスト。

 


ハマグリの潮汁。澄んだ出汁が〆にぴったり。

 

今回はこれで12,000円強。アテからいただいて、握りを数えたらなんと23貫(!)食べて、この価格は本当に信じられないです。しかも、今回はプレミア日本酒・石田屋を飲んだのでこの価格でしたが、これを抜いたら10,000円前後かと思います。

とにかくネタの種類が豊富で、しかも1品ごとにしっかり手を加えられているのが本当に素晴らしいです。ネタは地元の高級食材を使うというよりか、季節に合わせて旬のものをチョイスし、ひと手間加え、リーズナブルに美味しく出してくれるという印象。ちなみにお寿司にはこだわりの煮切り醤油、お刺身には輪島の少し甘めの醤油を使っているそうです。2017年の時点でまだ40代前半という、仕事は丁寧ながら気さくに話してくれる若大将。元々は横浜市出身ということでいろいろ話が盛り上がりました。

 

大満足間違いなしです!金沢行く際には是非!(2015.02)


店  名:酒菜 きく家(金沢駅/石川県金沢市/寿司)

最寄り駅:金沢駅(野町駅)
交通手段:タクシーで約10分(タクシーで約8分)
住  所:石川県金沢市片町2-13-8 中央味食街

“石川県金沢市片町2-13-8”

営業時間:18:00〜ネタがなくなり次第終了
定休日 :日曜・祝日

電話番号:080-1969-3380(予約可)
予  算:〜10,000円(夜)
座  席:カウンター席


関連記事

Comment





Comment