※閉店※【vol.039】魚正(岡山駅/岡山県岡山市/寿司)
寿司|〜15,000円|おまかせのみ|
昭和21年創業の地元に根付いた老舗お鮨屋さん。歴史を感じる落ち着いたカウンターで、地物の食材を存分に使った正統派な握りを楽しめる岡山のお店です。
※2019年1月末に閉店してしまいました。
岡山駅からタクシーで10分ほど。料亭のような店構えです。最寄駅は岡山電気軌道清輝橋線(路面電車)の大雲寺前駅で徒歩3分ほど。
真っ直ぐ左側の扉が入口なのでお間違えなく。
店内はカウンター10席。老舗ながらの落ち着いた雰囲気。
座敷の個室もいくつかあるようです。
開店の17時頃、カウンターに着席。素敵なお盆ですね。
燦然(さんぜん)の本醸造。お燗で。岡山県倉敷市の菊池酒造に日本酒です。
のれそれ。先付け1品目。穴子の稚魚のこと。ぷるんとした食感が独特で美味しいです。酢味噌で。
アミの酒漬け。先付け2品目。アミの香ばしさと日本酒の苦味が合わさった、なかなかインパクトのある1品。日本酒で日本酒を飲む…たまりませんね。
握りへ。メニューは基本的に「おまかせ」のみ。今回は始めから握りでお願いしてみました。
この日、お口直しはガリではなく千枚漬けでした。
真鯛。
赤貝。
サワラ。岡山ならではの一貫。
キスの昆布〆。絶妙な〆具合、鼻をスーッと通る良い香り。
赤貝ヒモ。
キタムラサキウニ。北海道産です。
ままかり。ギュッと旨味が凝縮されています。
中トロ。東京の島ものだそう。
ハリイカ。シャキッとした歯ごたえ。
タコ。地物のタコで塩茹でしてあり、そのままいただけます。なんとも絶妙な柔らかさ。
炙りしいたけ。炭火で軽く焼いてあり、香りがとてもいいです。レモンとお塩で。
アジ。軽く〆てあるというアジ。肉厚で脂がとてものっているので、〆ることで最高のバランスに。絶品です。
まぐろ漬け。
車海老。サッと茹でたのみで、半生独特の食感とジューシー感。
炙りしいたけ。
アカニシ貝。
ヒラメのエンガワ。
燦然(さんぜん)の本醸造。今度は冷酒で。
赤貝の肝とわけぎのぬた。
ヒラメ。自家製のポン酢で。
タイラギ。お塩で。
すまし汁。海老の頭で出汁を。
のどぐろの炙り。
小鯛。
焼きアナゴ。珍しい握り方ですね。炭火でしっかり焼かれており香りはもちろん、しっかりした噛みごたえ、そして噛むごとに感じられる穴子の旨味が素晴らしかったです。
玉子。焼きたてで半熟の玉子焼き。
芽ねぎ。
あがりを。
玉子。今度は握りで。醤油は付けず、わさびのみでいただきました。
かんぴょう巻とたくあん。かんぴょう巻は少しワサビ多めで。
リンゴ。デザートです。
今回はこれで14,000円弱。しっかり仕事をされた地物の食材をじっくりカウンターで味わえ、この価格。お好みでお願いする必要がないくらいお腹も満たされましたし、さすが老舗の貫禄という感じでした。
正直、入店時の店内の凛とした空気にちょっと緊張しましたが、気さくで物腰の柔らかい三代目大将の会話のおかげでリラックスしてお寿司をいただくことができました。昭和21年創業という歴史を感じる正統派の握り、そしてこの土地に根付いた空間を楽しめました。
地物の握りを落ち着いた空間でじっくりと味わいたいときには是非!(2017.03)
店 名:※閉店※ 魚正(岡山駅/岡山県岡山市/寿司)
最寄り駅:岡山駅(大雲寺前駅)
交通手段:タクシーで約10分(徒歩3分)
住 所:岡山県岡山市北区中央町7-5
営業時間:12:00〜(最終入店13:00)
17:00〜(最終入店20:30)
定休日 :日曜・祝日
電話番号:086-222-3505(予約可)
予 算:〜15,000円(夜)
座 席:カウンター席|座敷|個室あり