【vol.009】金寿司(札幌駅/札幌市中央区/寿司)
寿司|〜8,000円|
昭和9年創業の老舗でありながらも肩を張らずに入れる札幌のお鮨屋さん。何を頼んでも間違いない確かな技術とさらに一工夫加えた握りを、リーズナブルに楽しめるお店です。
地下鉄東西線のバスセンター駅より徒歩5分ほど。札幌駅からタクシーだと10分ほど。入口が2つあり、こちらは東8丁目篠路通沿い。
店内はカウンターが12席、テーブルや小上がり、上の階には個室などもあり、あらゆる用途に使え、定員は60名ほど。
サッポロ黒ラベル中瓶。
ホッキ貝の団子とヒモ。お通し。家庭的な温かい味付けです。
水ダコの足と頭。お塩で。少しだけアテをお願いしました。ふんわり柔らかい食感、お刺身とは別の甘みが印象的。
ホタテの卵と白子。2月下旬〜4月上旬頃しか食べられない季節限定の珍味。お酒がすすみますね。
握りへ。おまかせ寿司12貫、3,500円を注文。おまかせと言っても値段が記してあるので慣れていない方でも安心かと思います。
ガリが甘酢漬けと新生姜の塩漬けの2種類。新生姜のガリは初めてです。
ヒラメ。お塩とかぼすで。最初の一貫の時点でご飯の量の好みを聞いてくれて調整してくれる、という気遣いがとても嬉しかったです。
ホッキ貝。サッと炙ってあるので、香ばしい香りが鼻をスッと通ります。思わず目を閉じてしまう美味しさ。
ホタテ。実はホタテって手で裂くとこんな風に綺麗に裂けるそうなんです。口いっぱいにまろやかな甘みが広がります。
ツブ貝。丁寧に切れ込みが入っていて食べやすくなっています。
中トロ。握りの中に宮崎県産の大根のつぼ漬けが入っていました。トロの柔らかさとつぼ漬けのカリカリっとした食感の絶妙な組み合わせ。トロはちょっと炙ってあり香りも抜群です。
ズワイガニ。
國稀(くにまれ)の北海鬼ころし。冷で。どんな料理でも合う、バランスのいい辛口です。
カツオのスモーク。燻製された香ばしい香りとねっとりとしたカツオの旨味…。う〜ん、絶品です!
ヤリイカ。北海道の郷土料理である三升漬けを乗せて。
シメサバ。浅〆のしめ鯖と、全体がまろやかになる昆布の組み合わせ。なんともお酒がすすみます。
ウニ。これ、ウニが握りにちょこんと乗っているように見えるかもしれませんが、実はシャリの中にたっぷり入ってるんです!食べた瞬間にほろりと崩れて、口いっぱいにウニが広がります。
シャコ。
灘の白鶴。お燗で。
イクラ。
甘海老。頭の部分の味噌を塩辛のようにしたタレがたっぷりかかっています。まずは身を食べ、その後に軍艦で、皿にこぼれているエビ味噌を拭くように染み込ませて食べるのが『金寿司』流。たまらないです。
ここで12貫のコースは終了。ここからはお好みで。お好みも、このように値段が書いてあるので安心です。お気に入りだったホッキ貝とカツオのスモークをリピートして…。
春子。春子とは鯛の稚魚、つまり小鯛のこと。塩漬けにし、最後に昆布〆をしているとのこと。バランスの良い、程よい〆具合です。
コハダ。美しいですね。まろやかさを感じる〆具合、老舗ながらの間違いないコハダ酢です。
玉子。〆にご飯抜きでいただきました。
今回はこれで7,650円。サクッと手頃に楽しむなら5,000円以内で十分満足できると思います。まさに、家の近くにあったら月1回は通いたいお店です。カウンターのお寿司屋さんて値段が書いてなくてちょっと怖い…という方もいらっしゃるかもしれませんが『金寿司』さんは明朗会計なので、カウンター寿司の体験があまりない方にもおすすめです。
カウンターに座ってみると、大将がとても気さくな方でネタについて説明していただいたり、たわいもない話をさせてもらったりで、1934年創業という非常に歴史のある老舗お鮨屋さんにもかかわらず、とてもリラックスして楽しむことができました。席もカウンターから座敷、個室まであるようなので、いろいろな場面でも使えるのも嬉しいですね。
札幌に行く際には是非立ち寄ってみてください!(2015.04)
店 名:金寿司(札幌駅/札幌市中央区/寿司)
最寄り駅:札幌駅(バスセンター前駅)
交通手段:タクシーで約8分(徒歩10分)
住 所:札幌市中央区北2条東7丁目
営業時間:11:30~15:00
17:00〜21:30
(2015年4月24日現在)
定休日 :日曜(月曜祝日の場合、日曜営業・月曜休み)
電話番号:011-221-2808(予約可)
予 算:〜8,000円(夜)
座 席:カウンター席|テーブル席|座敷|個室あり